2020年1月7日火曜日

【2019年12月21日】竹チップ制作


皆さまあけましておめでとうございます。

高知大学地域協働学部2年です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。


私たちは、12月21日に怒田集落で竹チップの製造作業の体験をさせていただきました。今回は地域協働学部2年に加え、農林海洋科学部農林資源学科の学生2名も参加しました。

この日は岩原集落活動センターの方にご指導いただきながら作業を行いました。

今回は参加した1年生から作業の感想をいただいたので、少しご紹介します。↓



 竹からのチップの生産を手伝うことが今回の主な内容でした。チップ=燃料として利用するイメージを持っていましたが、それ以外にも肥料に混ぜるなどの別の利用方法があることを知ることができました。竹の太さによって機械から出る音や機械に入る早さなんど違いがあり、全ての竹が粉砕し終えた時はすっきりとした気持ちになりました。
 今回の体験で竹のチップの利用方法を知り、森林率が日本一の高知県だからこそエネルギー問題等の解決の可能性があることや後を継ぐ若者がいないという課題を改めて感じることができました。また、竹への興味を持つ良いきっかけになりました。大豊町には初めて訪れましたが、高知県に住んでいてもまだ知らない地域が多いことを、大豊町での竹チップ生産や景色・風景によって思い知らされました。大豊町へ別の時期に行き、別の景色・風景も見てみたいとも思いました。(農林資源学科1年 Tくん)




粉砕の様子



 今回の活動で初めて怒田集落に来て、まずその立地とそこから見える景色に驚きました。急勾配の狭い道をひたすら上がった山の斜面からの景色は新鮮でとてもきれいでした。今回の活動では、竹材を粉砕する竹チップ作りを体験しました。竹チップは、ショウガなどの農作物の肥料や家畜の飼料に混ぜることで、良い作物や家畜が育つそうです。粉砕機はコンパクトな大きさでしたが、竹を飲み込むように噛み砕いていく様子はかなりの迫力がありました。竹材を粉砕機に投入する作業は力仕事で大変でしたが、作業が終了した後に感じた達成感は大きかったです。
 大量の竹を粉砕したにもかかわらず、完成した竹チップは粉砕した竹の量に比べて少ないように感じられました。これらを市場に売り出す場合、大量の竹材やそれらの伐採や粉砕に関わるコストは販売価格に対して割に合うのかどうか気になりました。また、バイオマス発電に使われる木質ペレットにも関連するのではないかと思ったので、詳しく調べてみたいと思います。(農林資源学科1年 Iさん)




私たち地域協働学部からとは違った視点からの感想でとても面白かったです。
景色に驚く2人の反応を見ていると初めて怒田に来た時のことを思い出し、とても新鮮な気持ちになりました。


今回、農林の学生と怒田に行くきっかけになったのが、7月ごろから行ってきた「森林勉強会」です。

この会は私たちの活動の中で森林に対する知識や理解が不十分だと感じることが多く、専門的に学んでいる農林の学生と連携することで理解を深めることを目的に始めました。

会としては1月に終了予定ですが、今後もこの関係性を継続させ農林を含めた他学部の学生が東豊永地区に接する機会を積極的につくっていきたいと思っています。

やはり、異なる専門分野を学んでいる学生との交流はとても刺激的で毎回新しい発見があるので楽しいです。

完成した竹チップについても他学部を交えながら、性質・効能の理解を深め、今後地域内でどう活用していくか考えていきたいと思います。

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